岡本板金ブログ

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『天冥の標Ⅸ PART2』レビュー

ようやく『天冥の標Ⅸ PART2』が発売されたので、早速読みました。本来なら5月発売のはずが10月末のこの時期まで遅れてしまったので、(いつものことですが)またずいぶんと待たされてしまいました。
 今回の巻は「シリーズ第9巻完結篇」です。
 物語は最終盤に向けて着々と話が進み、次章(最終章)での、目的地到着・決戦・決着、そして結末といった最後の語りになだれ込んでいく展開となりました。
 今後、母星のカルミアンとオムニフロラが、それぞれどのような行動に出てくるのかが気になるところですが、一番気になるのは、ミヒルの今後の出方かもしれません。
 いずれにしても、イサリたちが元の姿に戻れる展開を期待して最終章を待ちたいと思います。

 今回、「最終巻の手前でのあとがき」というのが巻末に付いていて、作者、小川一水氏の想いが語られています。そのなかで、

「あと1巻・数冊でその語りは区切られることになる。区切ってもそこで閉ざされずに、先へ向かってまた無数の星々を振りまくことになる終わりを迎えるのは、たぶん確かだと思う。」

とありますので、最終章が終わっても、続編や番外編、あるいはもっと壮大な連作などにも大いに期待できそうです。
 帯には、「2018年刊行 巻数未定 最終巻まで連続リリース」と書かれているので、来年はいよいよ、この長い長い話もついに大団円の年、ということになりそうですね。

パンチ用のNC装置(AMADAN-SS104IV)を導入しました

 穴明けのためのプレス(アマダSPH30)にNC装置を取り付けました。
 アマダのAMADAN-SS104IVという機械です。(中古ですが)


 元々はSP30-2という機械に付いていた装置を外してSPH30に取り付けたので、いろいろと面倒な改造をする必要がありましたが、何とか無事、動かせるようになりました。
 今までのXYゲージは手動でしたので、単純な位置決めしかできませんでしたが、今後はプログラムを組んで複雑な穴明けを行ったり、そのデータを保存しておくことなどができるようになる予定です。